乗り物が子どもを魅了する秘密を探る

乗り物好きを虜にする、モノづくりの愛知県

いつの時代も子どもの心をつかんで離さない "乗り物" たち。車、電車、飛行機・・・これらが大人さえもワクワクさせるのはなぜだろう？ その答えを探しに、今日はミュージアムクルージングに出発だ！

「トヨタ博物館」で世界のクラッシックカーにうっとり

車好きなら絶対に、そしてそうでなくても行ってほしい「トヨタ博物館」。トヨタ車以外にも、日本の、そして世界の歴史的な車が堂々と並ぶ姿は圧巻で、車に興味がないママでさえも魅了されてしまう。日々の生活ではなかなかお目にかかれないレトロなクラッシックカーはまるで美術品。そして対照的に、近未来を感じさせる車はなんとも煌びやか。実際に乗って写真が撮れる展示車もあり、パパのカメラ魂は燃えやみそうもありません。レストランにはクルマ型のプレートにのったお子さまランチも。さて、一番興奮しているのは、息子か、はたまたパパなのか。

「リニア・鉄道館」で憧れの運転手に変身

昔懐かしい蒸気機関車から、最新リニアまで、約40両の実物車両が展示してある「リニア・鉄道館」。時速500km走行を体験できる施設や、N700系の大画面シュミレーター、日本最大級の巨大なジオラマなど、子どもも大人もくぎ付けにする仕掛けがいっぱいです。いつもは乗るだけの鉄道を、こんなに間近で見れる、触れる、体験できるなんて！ 豊富なシュミレーターから好みの一両を選んで、憧れの車掌気分で「出発進行！」の合図。あれ、車掌を気取っているのは・・・パパのほう？

宇宙を旅するフライト体験「フライト オブ ドリームズ」

中部国際空港セントレアに2018年10月にオープンした「フライト オブ ドリームズ」は、名古屋の新名所になること間違いなし。乗り物の中でもひときわ特別感がある飛行機にスポットをあてた施設で、ボーイング787の初号機がフライトパーク中央に堂々と鎮座。そこに館内空間をダイナミックに使用した映像と音のショー「フライウィズ787ドリームライナー」は、一瞬のまばたきも惜しまれる。プロジェクションマッピングによって、建物の壁と床の境界がなくなり、現実空間が消えて、まるで飛行機と一緒に飛んでいるかのよう。特等席は4階観覧席。入館したら観覧席エリアに立ち入る事ができる整理券を取りに行こう！ ほかにも、紙飛行機の軌跡によって音や光が変化する仕掛けや、自分で色塗りした飛行機をバーチャルの空に飛ばせるなど、親子で夢中になれる体験型コンテンツが充実。 一番遠くまで飛ばせるのは、一番カッコイイ飛行機を生み出せるのは誰？！

艶めく名古屋の夜空の下で、ラストナイトを

乗り物が子どものみならず大人までも魅了する秘密、きっとこの1日で答えが見つかったはず。そうしたら、また名古屋の街へ戻ろう。最後の夜は、名古屋の空にぽっかりと浮かぶガラスの広場「Oasis21」からの夜景をお楽しみあれ。いつもは家で寝ている時間。でも旅行中だし、今日くらい少し夜更かしを許して、子どもも夜を楽しんだっていいよね。

陽が落ちるとライトアップがスタート。近未来的なフォルムの「Oasis21」は煌びやかなフォトスポットに変身します。外から見るのもいい。でも、屋上の「水の宇宙船」から見る名古屋の夜景もまた格別です。空間の中央には薄く張られている水辺が。その水面に反射する幻想的な光や、目の前に見える「名古屋テレビ塔」のライトアップは、何でもない暗闇をキラキラと輝く特別な夜空へと変えてくれます。子どもに星空は見せてあげられないかもしれない。でも、この夜景は星空に負けないくらい、綺麗だ。