ヒルトンがお届けするデスティネーションガイド
DISCOVER WITH HILTON
明治時代の終わり頃、中国からの留学生増加をきっかけに都内に多くの大衆中華レストランが開業しました。そんな中、現在のラーメンの元となった汁そばも人気を博するようになります。やがて子どもから大人まで、すべての人に愛される国民食へと発展したラーメンが日本人の食卓に定着することとなりました
ラーメンを大まかに分類するとすぐ思いつくのは醤油、塩、味噌、とんこつなど定番の味わいでしょう。誰もが知る馴染みの味で勝負するからこその潔さ、そんなラーメン店を巡ってみてはいかがでしょう。ヒルトン東京からも東京メトロ丸ノ内線で12分程度とアクセスがいいラーメン激戦区で知られる荻窪には、駅から800m以内に舌の肥えたラーメン愛好家たちを唸らせる店が集まっています。
醤油ラーメンで基本のスープを味わいましょう 荻窪の老舗ラーメン店の中でもまず抑えておきたいのは、昭和24年からの味を守り続けている「荻窪中華そば春木屋」でしょう。伝統の煮干し、鶏ガラスープを丁寧に煮込んだ出汁に加えられた醤油の風味が、ラーメンとは何かを思い出させます。 荻窪の名を全国に知らしめたその味を経験してみてください。
荻窪ラーメンのもう一方の雄は「二葉」です。子どもでも安心して食べられるラーメンとして、化学調味料を一切使わないというポリシーで知られています。 熟成中華そばは醤油ラーメンの良さを引き立てるコクと塩気とほんのりとした魚介の風味がバランス良く品の良い仕上がりになっており、現代ラーメンの走りとしての汁そばに最も近い、基本の醤油ラーメンを家族で振り返ってみるのはいかがでしょうか。
荻窪駅から3分ほどのところにある「函館ラーメン五稜郭」は、塩ラーメンの元祖である本場函館の味を取り込んだ昆布とホタテで取ったスープが特徴です。サイドメニューとして注文できるイカめしや、北海道定番のガラナジュースなども子どもたちに人気の理由となっています。
教会通りに足を向けると、かき氷の旗を閃かせる異色のラーメン店「ねいろ屋」が見えてきます。店の看板メニューであるシンプルな味わい深い塩ラーメンは地鶏でスープをこしらえた澄んだ味わいが特徴です。食後には本気のかき氷メニューもあるため、デザートも含めて家族全員で満足できることでしょう。
さっぱりとした味も魅力的ですが、濃厚なスープのラーメンも心が躍るものです。2018年開業と新顔にも関わらず、瞬く間に荻窪の味噌ラーメンの顔となったのは「味噌っ子ふっく」、ミシュラン掲載店で修行した店主が腕を振るう世界で認められた味を家族で堪能するのはいかがでしょう。しゃきしゃきとしたもやしは大盛り無料で、太麺と絡んだ濃厚味噌スープに程よい食感のアクセントを生み、箸が止まらないことに気づきます。
とんこつラーメンでは「ラーメン久保田」を紹介します。ホープ軒の流れをくむ醤油とんこつ系のスープには背脂が浮いてまろやかです。濃厚でありながらあっさりともしているスープは好みを選ばず誰もが安心して食べられます。店のホームページにも「お子様からご年配の方までおいしく召し上がっていただける上品なラーメンです」と紹介されている、まさにその通りの味です。
日本食の代表の一つとなったラーメンはその物珍しさから始まり、今や気軽な外食の選択肢として完全に私たちの生活に定着しています。その基本となる味とそこからの発展が荻窪周辺で見事に網羅されています。住宅地である立地からか家族でも気軽に入ることができるよう、清潔で親しみやすい味の店が多いのも特徴です。 ヒルトン東京のコンシェルジュにさらなるおすすめを尋ねて、観光の合間にラーメン探訪を楽しむのはいかがでしょうか。
これらは旅行のアイデアであり、ヒルトンによる正式なブランドの推奨ではありません。 提示している内容は変更される場合があります。
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