19世紀後半のアール・ヌーヴォー期から近現代まで、幅広いグラスアートを収蔵・展示する美術館、「大一美術館」。
さっそく館内に入ると、頭上に燃え盛るようなオブジェが見えます。あれはなんでしょう?
それは、無数の瓢箪型のガラスを1つずつ組み合わせた、巨大なシャンデリアでした。米国グラスアート界の巨匠、デイル・チフーリがこの美術館のために制作した作品のひとつです。
手を伸ばせば火傷してしまいそうな、ほとばしるエネルギー。その迫力に、思わず圧倒されます。
ここを訪れるまで知らなかったアーティストなのに、作品ひとつで心をギュッとつかまれてしまいました。新たな興味の扉を開かせてくれるこんな出合いも、アート旅の醍醐味といえそうです。
<提供元:ことりっぷ>
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